アロマを仕事に取り入れる方法

この記事の監修 松江 朋子
NARD-JAPAN認定アロマインストラクター/NARD-JAPAN認定アロマトレーナー/JAA認定アロマインストラクター/
NHAホリスティックハーブアドバイザー[PAH]/NHAホリスティックハーブインストラクター[PIH]/NHAハーバルフードオーガナイザー[HFO] 公益社団法人 日本アロマ環境協会法人正会員
女性の働きやすい環境やワークライフバランスが提唱されている今日、企業に求められているのは生産性の向上となっており、これさえ叶えられれば従業員が残業することなく帰路につけるため、それぞれのプライベートを大切にしつつ、従業員間、特に男女間での就労意識に摩擦を起こさないことが可能となると期待されています。
しかし、単純な精神論や意識の持ち方だけで生産性が向上するのであれば誰も苦労しませんし、これらのような議論も解消されているはずでしょう。結局、なかなか生産性向上のための効果的な施策が見つけられないのが実情だったのですが、近年、香りの効果によって生産性が向上することが確認できており、アロマを仕事に取り入れていくことに注目が集まっているのです。
アロマセラピストであれば、または目指している人であれば、香りにはそれそのものを楽しむ以上に人々にとってポジティブな効能・作用があることをご存知であるように、それらは仕事に勤しむ人々にもより良い影響を与えてくれるものとなります。皆さまも経験はあると思いますが、前向きな気分であれば次々と仕事をこなせたものの、そうでなければ手が止まってしまいがちなものです。
これらの浮き沈みは個人それぞれの持ち合わせている勘定によって生じるものですが、それらの感情を香りでコントロールできるからこそ、アロマを仕事にと入りいれることで前向きな変化が生じると期待されているのです。
アロマを仕事に取り入れてメリットを享受できるのは従業員の生産性のみならず、売り上げそのものにも好影響を与えてくれます。例えば、どこかに出かけたとき、ある施設内でイイ香りが漂ってきて心地よい思いをした経験はないでしょうか。
それらはアロマの専門家が施設としてホスピタリティを演出するために、空間と香りを調和させた結果なのです。その場に漂っているアロマは、“このような想い、気分でいて欲しい”という施設側の狙いを叶えるための効能・作用を含んだものであり、それらおコントロールしているのがアロマセラピストなのです。
アロマセラピストの知識や技術が広く知れ渡っているからこそ、今後はよりそれらが求められていくことでしょう。嗅覚は人間にとって視力や味覚などと同様に重要なものであり、そこから得られる情報もまた、そこでの人々の行動に大きな影響を及ぼしていくことでしょう。もちろん仕事にアロマを取り入れることで期待できる効果はより大きなものとなっていくのではないでしょうか。
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