アロマセラピストとはどんな仕事?

この記事の監修 松江 朋子
NARD-JAPAN認定アロマインストラクター/NARD-JAPAN認定アロマトレーナー/JAA認定アロマインストラクター/
NHAホリスティックハーブアドバイザー[PAH]/NHAホリスティックハーブインストラクター[PIH]/NHAハーバルフードオーガナイザー[HFO] 公益社団法人 日本アロマ環境協会法人正会員
アロマセラピストはアロマセラピーの理論にもとづいた、アロマテラピーサロンというかたちでの精油を使った施術がメインの仕事となってきます。
リラクゼーションを目的としたり、リンパトリートメントによる美容目的のものであったりとお客様へのアロマケアはそれぞれのお店のカラーがありますが、その際に使用する精油やキャリアオイル(植物油)の効能・作用をお客様それぞれの心身のコンディションに合わせて選定していくのがアロマセラピストの大事な仕事です。
アロマオイルの選定は決して簡単なものではありません。
アロマオイルは200種類以上もの種類があり、安眠、集中力アップ、食欲不振、冷え症、むくみ、肌あれ、月経不順など、その効用もさまざまです。
だからこそアロマについての専門的知識を持つセラピストのもとへお客様がやってくるのであり、施術が価値あるものとされ、アロマセラピストという職業が成り立ってくるのです。
アロマセラピストのもとへと足を運んでくるお客様はその大半が何かしらの心身について悩みを抱えており、それらをケアできる精油を選定できるかどうかは施術への満足度そのものを左右してしまいます。
満足度の高い施術とするために確かな効果の期待できるアロマはどのように選定するため
には、まずお客様それぞれとしっかり向き合い、丁寧なカウンセリングをおこなうことが必要となってきます。
このため、アロマセラピストはアロマに付いての専門的な知識や技術を提供する仕事であるとともに、同時に“接客業”としての側面も強い仕事であるといえます。
したがって、アロマセラピストとは、アロマ専門知識&オイルトリートメント技術&接客、この3つの分野のプロフェッショナルであるといえます。
受付からカウンセリング、施術、施術後のおもてなし、お見送りまでの一連の過程をいかにお客様に心地よく過ごしてもらえるかを意識しなければなりません。
おもてなしはもちろん、店内を清潔に保ったり、精油やその他の資材の補充をおこなったり、タオルやシーツなどを洗濯したり、といった裏方ともいえる作業の質も、お客様満足度につながる見逃せない要素ですね。
上記に加え、近年では誰もが情報発信と宣伝広告をしやすくなった背景もあり、個人開業が容易となってきています。こういったメリットとともに同業での競争も激化しています。だからこそ、アロマセラピストとしての確かな知識と技術そして接客マナーで秀でていくことが大切ですし、おもしろみでもあります。
一度お越しいただいたお客様へのアフターフォローを行なっていくこともおすすめしたいところです。他社との差別化をはかれる自社(自店)の強みを持って、細やかなアフターフォローをしていくことで根強いファンを獲得できるようになるでしょう。
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