アロマを勉強する人が最初に揃えたいアロマオイル(精油)とは?

アロマの仕事

松江先生
この記事の監修 松江 朋子
NARD-JAPAN認定アロマインストラクター/NARD-JAPAN認定アロマトレーナー/JAA認定アロマインストラクター/
NHAホリスティックハーブアドバイザー[PAH]/NHAホリスティックハーブインストラクター[PIH]/NHAハーバルフードオーガナイザー[HFO] 公益社団法人 日本アロマ環境協会法人正会員

アロマを学ぼうと思っても、アロマオイル(精油=エッセンシャルオイル)は種類が多くて価格もバラバラであり、まず何から揃えていけばいいのかわかりづらいのが実情です。

以下では、はじめてアロマオイルを購入する方にとっておススメといえる5種についてご紹介していきます。

・ラベンダー

ラベンダーはアロマケアに使う精油としては、定番中の定番ともいえる精油です。心も身体も鎮静していく成分を含有していて、心身のリラックスに卓効を示してくれるようです。

 

イライラしているとき、なかなか眠れないとき、片頭痛がつらいとき、平和な心身を願うシーンで役立ちます。また、創傷治癒の働きもあります。1920年代、調香師であり化学者であるルネ・モーリスガットフォセが実験中手に火傷を負い、とっさにそばにあったラベンダー精油に手を浸し、火傷の目覚しい治癒に感動し精油を使った療法にアロマテラピーと名づけ、その後アロマテラピーの研究に没頭したお話は有名ですね。

もう1つラベンダー精油で大切な特長は、含有成分が安全性に優れていることです。したがって幼児から高齢者まで幅広い世代に使うことができます。

・オレンジ

オレンジの果皮から抽出した精油であり、オレンジ・スィートとオレンジ・ビターの2種類があります。

オレンジ・ビターは光毒性のあるフロクマリン類を含有していますので、シーンを問わず使えるのはオレンジ・スィートです。

オレンジ精油は、そのカラーのように温かみがあって幸せな気分になる香りといわれています。

 

落ち込んでいるときや悲しいとき、淋しいときに香りを嗅ぐと、自分が本来持っている明るい部分を呼び覚ましてくれるでしょう。

また、一般的にオレンジ等の柑橘系の精油は、消化器系に働きかけて、胃もたれなどの胃の調子の改善や便秘への効果も期待できます。

便秘の場合は、植物油にオレンジ精油をブレンドして、お腹を時計回りにトリートメントするとより効果的でしょう。

・イランイラン

イランイランは熱帯地方に分布する植物であり、イランイラン精油は花の部分から抽出します。夜明けから朝10時までの間に摘んで10時間くらい蒸留したものが最も良い香りとされています。

オリエンタルでエキゾチックなイメージの香りとして有名ですが、たくさんの種類の香り分子を含んでいるので、意外にさまざまな働きが期待できます。

高ぶった気持ちを抑えますので、不安・怒り・パニックの場面に役立ちます。また、香りが脳に働きかけることにより、ホルモンバランスをとるはたらきも認められています。

お肌のアロマケアオイルにブレンドしますと、皮脂バランスをとることも知られています。こんなにすてきなはたらきをしてくれるイランイランですが、一つ注意事項があります。香りがかなり濃厚ですので、車の中等の狭い空間で香らせたり、血圧低めの方への使用は慎重を期すことをおすすめします。

・ローズマリー

ローズマリー精油には3種類あります。ローズマリー・シネオール、ローズマリー・カンファー、ローズマリー・ベルベノンです。名前の違いは、含有成分の違いからきています。

一般的にはローズマリー・シネオールとローズマリー・ベルベノンがローズマリーという名前で販売されているようです。したがってここではこの2種類を一般的なローズマリーとして説明します。香りは、自分の周りや自分の中の負のエネルギーを追いやる強いパワーを感じます。

結果、頭がぼんやりとしているときなどはローズマリーの香りをかぐとスッキリしてきます。呼吸器系への働きがありますので風邪の予防としてもおすすめです。

また、認知症アロマの大家である鳥取大学の浦上教授は、ローズマリー・カンファーとレモンのブレンドを昼間嗅ぐと認知症に効果的という書物を出版されています。注意事項として、ローズマリー精油はすべて、高血圧の方への使用は避けたほうがよいでしょう。

・ベルガモット

オレンジと同様、柑橘系の果皮から抽出した精油ですが、含有成分は大幅な違いがあります。

ベルガモット精油は、その成分分析表だけをみるとまるで柑橘系ではなくハーブから抽出した精油のように勘違いしてしまうかもしれません。ベルガモット精油の働きは、「調整」つまり心身のちょうど良い状態を作る、仏教で言う「中庸」、車の運転で言えば「ニュートラル」な状態を作ることにあります。

具体的には、気分がローな場合は高揚させ、ハイテンション過ぎる場合は鎮静させる方向にはたらきます。高揚させるモノテルペン炭化水素類と鎮静させるエステル類を同じ位含んでいることからもうなづけます。

注意事項のある精油でもあります。光毒性が強い成分(フロクマリン類のベルガプテン)を含有していますので、この精油をブレンドしたオイルを肌に塗布した後4~5時間は、塗布した肌を直射日光に当てないようにしましょう。

上記5種は価格的にも手に入れやすい5本といえます。例えば、ローズも定番かもしれませんが、あまり量も取れないことから2mlで1万円前後します。

しかし、ラベンダーであれば10mlのものでも4千円前後が目安となってきます。これらの価格を見て、「高い!100円ショップなどでも売っているのでは・・」、と考えるかもしれませんが、

それらはほぼ人工的な成分のみで、アロマテラピーの心身への作用を得られることはありません。芳香剤のように香りを楽しむだけであれば、香りが良い香りであれば安いものも否定はしませんが、皮膚塗布等は厳禁です。またこういったものは精油(=エッセンシャルオイル)とは言いません。精油本来の脳への働きや身体への作用を期待するのであれば、天然成分100%のものを選ぶようにしましょう。

今回、ご紹介した5種の精油は天然成分100%のもので比較的安価かつ効能・作用もわかりやすい精油をピックアップしています。これら5種に加えて、皆さまが必要とされる働きを備えた精油を1本ずつ揃えていかれるのも良いですね。

 

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