アロマテラピーの歴史【1ページで分かる!】

アロマを学ぶ

松江先生
この記事の監修 松江 朋子
NARD-JAPAN認定アロマインストラクター/NARD-JAPAN認定アロマトレーナー/JAA認定アロマインストラクター/
NHAホリスティックハーブアドバイザー[PAH]/NHAホリスティックハーブインストラクター[PIH]/NHAハーバルフードオーガナイザー[HFO] 公益社団法人 日本アロマ環境協会法人正会員

アロマテラピーでは、凝縮された植物の力を借りて気分を変えたり、病気のケアにまで利用します。

このようなアロマテラピーの歴史。

いったいどこから始まって、

どのように進歩してきたのでしょうか?

今回は、アロマテラピーの歴史について語りたいと思います。

植物の力を使い始めたのはいつ?

木と葉っぱ

アロマテラピーは、薬草の力を使い怪我や病気をケアする療法が元となっていますね。

われわれ人類が植物の力を使い、怪我や病気の対策に使い始めたのは、一説によると石器時代からだといわれています。

もっと早くても不思議ではありません。

英科学誌「ネイチャー」によると約5万年前にネアンデルタール人が薬草を食べていたことがわかったそうです。

また、チンパンジーが寄生虫の駆除のために葉っぱを飲んだり、病気になったゾウが薬草を食べることも分かっているそうです。

チンパンジー

古代エジプトではアロマオイル(精油)が使われていた。

エジプトの風景

紀元前3000年ごろの古代エジプトでは、ミイラを作るためにシダーウッドやミルラが使われていました。

これらは防腐効果のある植物です。

ミイラを作る人たちの絵

また、お香やハーブディ、ハーブオイルも一般的に使われていました。
お香
エジプトの人たちは、ハーブの香りを楽しむ文化を持っていたのです。

世界三大美女に数えられるクレオパトラはハーブの愛好家としても有名で、ヘナでお洒落を楽しみ、ローズやジャスミンのエッセンスで歯を磨いていました。
さらには、バラを浮かべたお風呂に入り、バラのアロマオイル(精油)を愛用していました。
クレオパトラはアロマなライフスタイルを送っていたのです。

香りの魅力は、きっとクレオパトラが人々を魅了するために役立ったのでしょう。

そして、
エジプトの香料文化は世界の文化に影響を与えていきました。



エジプトの影響は世界へ

ローマの風景

エジプトの香料の文化はギリシャに大きな影響を与えました。

ローマでは香料の調合や製造の技術をさらに発展され、固形や粉末の香料が利用されました。

ローマの暴君として有名な皇帝ネロは、バラのアロマオイル(精油)を体に塗っていたと言われています。

また、ネロの軍医であるディオスコリデスは約600種類もの薬草を記した本【薬物誌(マテリア・メディカ】を書き西洋医学に多大な影響を与えたことで知られています。

ギリシャの医学の父として知られる医学者のヒポクラテスは病気の治療・予防に香り高い植物を利用していました。

さらに古代インドにおいても

インドの女性

古代エジプトでは、儀式に香料が使われましたが古代インドも同じく宗教儀式に香料を使いました。

そして、古代中国でも仏教の伝来とともに線香として香料が利用されました。
万里の長城

仏教は日本にも伝来し、中国と同じく線香が利用されるようになります。
日本の風景

蒸留技術が発展

ヨーロッパの建物

精油の蒸留法が発明されたのは11世紀です。

ローマ帝国が滅び、中東文明が盛り上がっていた時代。

古代ギリシャ・ローマの医学が中東に入りアラビア医学や錬金術と融合し、発展を遂げます。

そして、医者であるイブン・シーナによって、精油の蒸留法が発明されました。

その後、蒸留技術はヨーロッパでさらなる発展を遂げ、蒸留した液体を効果的に冷やす技術が生まれました。

精油は病気のメディカルケアや予防に使われ、現在のアロマテラピーの原型となりました。

ペストの治療のひとつとしてバラの精油を含んだ液体を使っていたという記録もあります。

ハーブの栽培が広まる。

ラベンダー畑

蒸留技術が広まったことで、精油の生産量が飛躍的に増大しました。

一般家庭にもシンプルな蒸留器がもたらされ、各家庭で芳香蒸留水が作られるようになりました。

アロマテラピーの誕生

アロマオイル
アロマテラピーという言葉は、20世紀に生まれました。

フランス人の化学者、ルネ=モーリス・ガットフォセがアロマテラピーという造語を作ったのが最初です。

ガットフォゼは実験の中、ちょっとしたミスで軽いやけどを負います。

治療を受けてもなかなか治らなかったやけどにラベンダーの精油を垂らしたところ、きれいに治癒をしたことからアロマオイル(精油)を使った療法の研究にのめり込むようになりました。

また、ジャン・バルネというフランスの軍医が芳香薬剤を使って負傷者の治療にあたり、効果を上げました。

その後、アロマテラピーはヨーロッパを中心に広がりを見せます。

1990年代からはアロマテラピーの学校が開設されるようになり、医療や福祉にアロマテラピーが導入されていきます。

現代のアロマテラピー

ビル群

日本においては、80年台にアロマテラピーが広まりました。

現在アロマテラピーは

  • エステサロン
  • 職場や店舗
  • 家庭

など様々な場所で使われています。

リラクゼーションや医療だけでなく、美容や化粧品にも使われています。

ネットショップで手軽にアロマオイル(精油)が手に入るようになったのもあり、アロマテラピーはより広がりを見せています。

また、様々なアロマスクールが開校されアロマセラピストが育成されています。

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